2012年10月1日 ~ 2017年9月30日に当院で開腹手術を受け術直後にICUに入室した患者さんへ

開腹手術後の創部以外の痛みに関する後ろ向き検討

※本研究は研究課題「周術期管理を理想的にする最適なパラメータの検討」の個別研究として実施されます。

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
 研究機関 東京大学大学院医学系研究科・外科学専攻・麻酔学講座
 研究責任者 牛尾倫子・麻酔学講座・助教
 担当業務 データ収集・匿名化・データ解析
【研究期間】
2017年10月1日〜2018年10月26日

【対象となる方】
2012年10月1日 ~ 2017年9月30日に当院で開腹手術を受け術直後にICUに入室した患者さん。
※データ収集はすでに終了し匿名化(個人が同定できないように処理)しております。

【研究の意義】
 術後に創部以外の痛みが生じることがあります。腹腔鏡下手術では横隔膜の伸展刺激により肩痛が起きるとされていますが、開腹手術後の肩痛など創部以外の痛みに関しての知見はほとんどありません。

【研究の目的】
 本研究では、開腹手術後の創部以外の痛みと皮膚切開法との関連を検討します。

【研究の方法】
 この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学大学院医学系研究科・医学部長の許可を受けて実施するものです。対象患者さんの血液データ、画像データ(胸部X線写真、CT写真)、各種臨床評価指標、および手術時の体位、術中の血圧、脈拍、呼吸器パラメータ記録など、診療中に得られたデータを収集して行います。過去の診療記録を元に行いますので、該当する患者さんの現在・未来の診療内容には全く影響を与えませんし、新たにご負担いただくこともありません。

【個人情報の保護】
 この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
収集されたデータは、解析する前に氏名・住所・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、当研究室において研究担当牛尾倫子が、施錠された部屋の中で鍵のかかるロッカー、および個人情報管理担当者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコン)で厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当研究室においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行い、結果をあなたにお知らせすることもできます。

 この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局までご連絡ください。2017年11月30日までにご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。11月30日以後はもしご連絡をいただいても、すでに研究結果が論文等に公表されていた場合に、データを除外することが実際上困難となる場合がございます。
 研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等に発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

【問い合わせ先】
 連絡先:東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター
 助教 牛尾倫子
 准教授 内田寛治
 東京都文京区本郷7-3-1
 電話:03-5800-8668
 FAX:03-5800-8938
 Eメールでのお問い合わせ:ushiom-ane@h.u-tokyo.ac.jp, uchidak-ane@h.u-tokyo.ac.jp